感情は感情、法は法

死刑絡みでもう一つ。
女児殺人ヤギ被告、1審支持し再び無期懲役(読売新聞)
あいかわらず「無期懲役だと20年で出てきて自由の身」って誤解がはびこってるようで。
以前は「10年」だったのでまだマシになりましたかね。
とりあえずggrks。
 
閑話休題
さんざん言ってるが刑法は誰かの復讐のためにあるわけじゃないんでね。
こういうことを言うと、じゃあお前の肉親が殺されたらどうなんだ?って脊椎反射的な質問が飛んでくるわけだが、そうなったら死刑を望むでしょうよ。
感情としては当然そうなるし、もしかしたら(復讐が罪になると知ってても)復讐に走るかもしれない。
だけど刑法とか裁判を議論するなら原則としてそういう観点は入れるべきじゃないわけで。
同情して「死刑になればいいのに」ならいいんですが、「そこは(法律を曲げて)死刑にしろよw」ってのは法をいったいなんだと思ってるんだと。
#といいながら「被害者の感情を考慮して」運用がだいぶ変わってきてるんですよねえ。裁判員制度もそういう要素が強いし。これは果たしていいことなのか悪いことなのか。