緊急地震速報で誤報

誤報で起こされた人も多かったようですね(^^;
気象庁、緊急地震速報で誤報
まずはシステム的な観点から。
作った側としては性能改善とか改修とかやりたくなるのは分かるし、直した方がいいように見えるのも分かる。
しかし、その改善内容がユーザにとって必要なものであるかは別問題であることを理解しないといけません。
ぶっちゃけ、不具合があったとしても運用に影響がないのであれば放っておくなんてのは日常茶飯事です。それは修正作業を行う間に運用が止まること、修正作業のミスにより別の不具合を起こす可能性を考えるというリスクマネージメントの領域です。
たぶん今回のは下っ端が勝手にやらかした可能性が大きいですね(逆にそうでないなら会社として非常に問題)。とにかく作ることに一生懸命な技術屋は往々にしてきれいに完璧にやりたがるんですが、汚いままでもとにかく要求品質を満たしていればOKという考え方をもってもらわんと、こういうことを引き起こすことになります。
次にコミュニケーションの問題。
つっても、報・連・相の一言で終わっちゃいますがね。上記を理解していないまでもちゃんと上に知らせてればそこで絶対ストップがかかったはずですから。品質管理のプロセスを全部水の泡にしかねないレベルの問題かと。