トンデモ記事

インフルエンザ怖いけれども…ワクチン効くの!?
ダメだこの人、早く何とかしないと。

「例えば、前年のウイルスで作るワクチンができたころには、別のウイルスが流行している。加えて、ワクチンは、ウイルスの一部分だけから抗体を作るので、活発に変異するウイルスに対応できない」

そんなことしてないよ。毎年次の流行を予測して作るの。それが常識。
予測が外れることももちろんあるけど最近は概ね当たってるらしいよ?

いずれにせよ、インフルエンザ撃退の近道は、ワクチン接種ではなく、自然感染により身体にウイルス抗体を作ること、が母里論だ。

理想論としては認めるけど、そんなことしてたら年寄りとか子供とか普通に危ないから。

インフルエンザは感染したときの免疫だけで、自然に治る病気。

ワクチンなんかなくて自然の免疫に頼ってた時代に何千万人も死んでるわけですが。
#まあ、これはスペイン風邪という凶悪なやつなんで例外的ではあるが、凶悪じゃなくてもけっこうな人数が死んでるよね。
 
しょせん夕刊フジだからといいたいところだが、こんな一見真面目な記事を書かれると信じるやつがいたら困るじゃないか。
特にトリインフルエンザがいつ牙をむくか分からんというのにこんなデマ記事を書くという神経がおかしい。
母里啓子とかいう人は医学博士らしいが何の論文で博士号を取ったか非常に疑わしい。少なくともまともな臨床はやってないんだろうなーという気はする。
このお方に対する専門家によるもっと的確な突っ込みはこのあたりからどうぞ。