そもそもタイトルが釣りなので仕方ないか

『マジコン』の被害総額が数兆円という嘘(デジタルマガジン)
コメント欄がいい感じで荒れておりますが、結局「被害総額」という言葉の使い方があやしいってことだけの話かと。
刑法的な意味とか、裁判でどうなるとかいう意味だと朝日の記事で正しいんじゃないかと思います。例えば、期限切れ定期を使ってキセルした場合、実際には1回使っただけでも期限切れ日から今日まで1日1往復したという計算で請求されちゃいますよね。
法律的な面で考えるとそういう(一見理不尽な)計算が成立することもあるってこと。
一方、「マジコンがなければこれぐらいの市場規模が確保できるのに」っていう観測に朝日の数字を使うのはおかしいでしょう。それは法律がどうとかいうレベルの問題ではなくマーケティングの領域に近い。それに対して「マジコンを肯定するんですか!?」というツッコミは的外れ。市場規模の見積もりという純粋な現状把握にマジコンの肯定も否定もへったくれもないですから。
この記事の後半の趣旨を見る限り、後者の意味で捉えるべき。従って前半の「嘘」という指摘は論旨が通るという意味では間違っていない。
なのですが、おそらくこれを書いた篠原氏もその辺をはっきり区別して書いてないもんだから大量に釣れて荒れたんでしょうね、ということで。