これもプロ市民の犠牲者といえるのかも

もう、絶対、一生、二度と、マックが食べれなくなる無数の理由。(BRAINSTORM経由、マウスパッドの上の戦争。)
BRAINSTORMさんで触れられたのならけっこう影響が大きいと思うので書いておきます。
#しかしうちのblogの影響力は限りなく小さいわけですがw

こう書いたら嘘じゃないの?って突っ込みが多いのなんの。そう言うんだったらきっちり反証してみせろよ?ちゃんと具体的な事例とデータを出してくれよ。

逆です。命題を提示する方が事実を証明する証拠を出さなきゃダメでしょ。そんなことを言うんなら「いいから本を読め」って言う方がまだマトモです。
文章を読む限り、このお方はシュローサー氏が書いたこの本だけ読んで内容を鵜呑みにしちゃってるように見えるんですが、そうだとすれば相当に愚かなことですよ。
そうでないことを切に願っておりますが、タイトルあたりを見てもとてもそうは思えません…
 
本の内容について言わせてもらうなら、はっきり言ってかなり電波が飛んでいると思います。かの有名なトンデモ本買ってはいけない」と同じ匂いを大いに感じます。
例えば、

アリゾナ大学の細菌学者チャールズ・ゲルバが行った一連の調査によると、アメリカの平均的な家庭のキッチンの流しからは、便座よりもはるかに多量の糞便細菌が見つかった。

こんなのはごく当たり前の話なんです。だって便座の方がはるかに細菌の繁殖には向いていない環境なんですから。
そもそも食物連鎖の中で動物の糞便は絶対に絡んできますから、糞便細菌(主に大腸菌のことだよね)の量だけできれい汚いを考えるのは全くナンセンスです。
いや、中には事実も混じっているのでしょう。食品業界の中でも問題は大いにあるんでしょう。ですが、こういった形で主張と関係があることないこと、事実であることないこと、事実をねじ曲げて伝える技術を駆使して読者を不安に陥れる文章を書くという姿勢には容認しがたいものがあります。
正義の皮を被って実は本を売りたいだけ、名前を売りたいだけにしか見えません。
本当の事実だけを良心的に書いた本もあると思うんですが、残念なことに売れるのはこういう扇動的な本なんですよね。
まあ、あくまで引用部分だけを読ませてもらった感想ですんで全体としてみればマトモなのかもしれませんね。こればっかりは読まないと分かりません。