鎖国

エロゲメーカー「minori」が海外からのアクセスを遮断、英語圏の人間発狂痛いニュース
正直、minoriよくやった、もっとやったれって脊髄反射で思ったさ。
ところが、それに対する外国のヲタコミュニティの反応はかなり批判的なようだ。
例えば英語圏で『日本は「エロゲ鎖国」に向かっている』と紹介されている件(24-Hour Survival)あたりで訳されています。

日本の政治家(特に熱心なフェミニストたち)が美辞麗句なアピールによって検閲政策を推し進めるために、都合の良い外国からの抗議に飛びついているのではないと思うのは、かなりナイーブだ。

要は日本の政治家が外国からの批判を都合よく利用しているだけで、それがなくても規制するんでしょ?って指摘。そりゃそうだ。

彼ら自身の有権者すら反対できないのに、政治家たちが投票権の無い外国人に関心を持つと考えるのはさらにナイーブだ。

そりゃそうだ。まあ、「反対できないのに」ってのは言いすぎだと思うけど。
や、字面だけ追うとその通りとしか言いようがないのだが、このへんは日本独特の背景があってそのへんが伝わってないな〜という感がある。
1つは日本が外圧に弱いってこと。鯨だって実態はもうボロボロじゃないっすか。少なくともある種の鯨は商業解禁してもいいぐらい数が増えてるのにあんな細々としかできない状態っすよ。それで日本は捕鯨を続けてるじゃないかと威張られても困る。
もう1つは、2次元にしても3次元にしても日本のエロ産業はお上の空気を読みながらこそこそとやってきたってこと*1
ところが、外国に影響力があるとなると、そっちの空気まで読まないといけない。ぶっちゃけ手がまわらんよとなるね。日本にいるんだから日本の当局だけ横目に見ながらこんなもんなら大丈夫かな〜とやってればよかったのが、全然注意してなかった外国からバッシングが飛んでくるんじゃかなわんですから。
minoriは「あなたのアイデアを日本国の政府や政治家に直接伝えて下さい」と書いてるけど、むしろ「おまえの国のバカ政治家どもをちゃんと抑えておいてくれ」と言った方がいいんじゃないかと思う。

*1:他の国の状況は知らないけど、やり方としては極めて日本的に見える